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 毎年真夏に開催されるスポーツイベントとして、南半球で最大規模を誇るテニスの全豪オープン。大会を運営するオーストラリア・テニス協会「テニスオーストラリア(TA)」の最高執行責任者(COO)、トム・ラーナー氏(42)が、朝日新聞のインタビューに応じ、2020年東京五輪への提言や、真夏に一大イベントを成功させる秘訣(ひけつ)を語った。

 全豪は14日間に及ぶ長丁場のトーナメント。TAによると、1月28日に閉幕した今大会には、過去最高を更新する計74万3667人の観客が訪れた。

キーワードは「ハッピー・スラム」

 ――全豪オープンが毎年、盛況な理由を教えてもらえますか

 今年は1週目が暑かったにもかかわらず、記録的な観客数の日があった。大成功だ。全豪は他の4大大会とはまったく違う。単なるテニスの大会ではなく、四つの柱に支えられた体験型のイベントであるということ。キーワードは「ハッピー・スラム」。豪州の夏を楽しめるよう力を入れている。まずは当然、テニス。国内外で活躍するミュージシャンの生演奏もある。地元有名レストランの出店で、素晴らしい食も堪能できる。最後は家族連れや子ども向けの取り組み。ディズニーとコラボして遊具を置くなど、テニス以外の面でも楽しめるよう工夫を凝らしている。

 会場のメルボルン・パークが街の中心部に位置することも、他の4大大会に比べて恵まれている。豪州とメルボルンの文化に触れてもらいたい。

酷暑から守る方法

 ――東京五輪は真夏の開催です。参考にすべきことはありますか

 メルボルンでは気温が40度を超える日もある。だから、気温や湿度などが一定の数値に達すると、試合を中断する「ヒート・ポリシー」を採用している。東京がどれくらい暑いのか分からないが、選手だけでなく、ファンにも快適な環境を与えられるような施設を整えるべきだ。

 選手が気候になじむための準備も重要。全豪の出場選手は、ブリスベンやシドニーでの大会で、体を順応させてからやって来る。

 ――パーク内はとても快適です。そうした環境を作る秘訣は何でしょう

 ファンからのフィードバックを大切にしている。ここ数年は、シェード(日陰)が最も大事な要素。だから、アリーナの屋根を一新し、小規模な屋外コートにも屋根を新設した。再開発計画には、さらにたくさんの日陰をコートの外にも作ることを盛り込んだ。会場内に噴水をもうけ、大会期間中はミスト扇風機や冷却設備も置いている。

 ――テロ…

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