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 マティス米国防長官は2日、内戦が続くシリアのアサド政権が「(猛毒の)サリンを使用した可能性を懸念している」と国防総省で記者団に語った。また、政権軍が塩素ガスを使った攻撃を繰り返しているとの認識を示した。

 現地で活動するNGOなどからサリン使用の情報が得られたとし、「今のところ証拠を持ち合わせていないが、探しているところだ」と話した。首都ダマスカス近郊の東グータ地区では1月22日、政権軍によるとみられるミサイル攻撃の後、市民21人が呼吸困難に陥った。現場の医療関係者などの話から、塩素ガスの使用が疑われている。

 アサド政権は2013年の国連安全保障理事会決議に基づいて化学兵器の全廃を受け入れたが、その後もたびたび化学兵器の使用疑惑が浮上している。昨年4月には北西部イドリブ県で、サリンを使ったとみられる空爆により住民80人以上が死亡した。トランプ政権は「虐殺を止める」として政権軍基地へのミサイル攻撃に踏み切った。(イスタンブール=其山史晃)

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