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 産山村で3日、冬恒例のウサギ追いがあり、親子連れや地元の猟友会員ら約100人が参加した。草原で捕まえた野ウサギを「産雪(うぶゆき)」と名付けて野に戻すと、元々いた草むらに向かって雪の上を駆けていくのを見届けた。

 昔ながらの行事で冬の草原に親しんでもらおうと、村が毎年開き、今年で21回目。村の人によると、それ以前は地域の小学校で実施され、さらに以前は子どもが自分たちで野に出て、ウサギを追っていたという。

 参加者は横一列になってカヤの茂った草原に分け入り、「ちょーいちょいちょい」と言いながら竹棒で地面をたたき、ウサギを谷側に張った網に向かって追い立てていった。追い込まれた1匹が網の方に駆け込んで来ると、待ち構えていた数人ですかさず捕獲した。

 熊本市東区の長嶺小6年、田中仁也君(12)は「思ったより草の背が高くて歩くのが大変だった。野ウサギは大きさも目つきも家で飼ってるウサギと違い、迫力がある」と話した。(後藤たづ子)

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