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 がんとの共生社会を目指す「ネクストリボンプロジェクト」のイベント(朝日新聞社、日本対がん協会主催)が世界対がんデーの4日、都内で開かれた。がんを経験した俳優や患者団体の代表たちが経験や思いを語った。午前と午後の2部制で、350人ずつが耳を傾けた。

 国内では、生涯のうちに2人に1人ががんにかかる。患者の3分の1は、20~64歳の働く世代でがんにかかっている。

 午前のプレゼンイベントに登壇した、子どものいるがん患者をつなぐSNSサイトを運営するキャンサーペアレンツの西口洋平・代表理事は、35歳の時に胆管がんと診断された経験を語った。「同じ境遇の人と語り合えることは生きるチカラになる」と訴えた。

 29歳で乳がんになったフリーランス広報で文筆家の松さや香さんは「働けない・結婚できないといった自分のがん患者のイメージに縛られていたと思う」と振り返った。

 タレントの向井亜紀さんは、がんや後遺症手術の経験を振り返り「病気が治った時の大切な人の笑顔を胸に思い浮かべて」。腎臓がんを経験した俳優・タレントの小西博之さんは「がんの『闘病』という言葉をなくそう。ほかの病気と同じように『治療』。しんどいことがあったら泣いていい」と語りかけた。

 午後には、治療と仕事の両立などをテーマにした、シンポジウムも開かれた。