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 夏の全国高校野球選手権大会で愛知一中(現愛知県立旭丘高)が全国優勝してから100周年。同校野球部OB会が4日、記念式典を開いた。今夏の第100回大会に向け、OBや現役部員ら約90人が「古豪復活」を誓った。

 愛知一中が全国優勝したのは、1917(大正6)年の第3回全国中等学校優勝野球大会。決勝で関西学院中(現関西学院高)と対戦し、延長十四回を1―0で競り勝ち、東海勢で初めて全国優勝した。29(昭和4)年の第15回大会までに、夏は計8度、全国大会出場を果たしている。第1回大会から一度も欠かさずに地方大会に参加している連続出場校でもある。

 名古屋市中区で開かれた式典ではOBらが現役時代の思い出を語った。14期生で、捕手だった高木剛さん(74・元日本労働組合総連合会長)は「旭丘の強さは一人一人が練習を工夫して取り組んでいたところ」と振り返った。

 同校は県内で有数の進学校である一方、「運動を愛せよ」という言葉も校訓に掲げる。ただ、野球部の練習場である校庭は1面しかなく、他の運動部とも分け合って使う。高木さんは「他部と練習場所をめぐってよくけんかもした。限られた環境で一生懸命だった」。

 現役部員らとの関わりを大事にする人もいる。22期生の武田康敬さん(66)は、一昨年から同校野球部の外部指導員として練習に参加する。「年々、選手たちの成長を感じる。支えになりたい」と話す。

 同校は、一昨年夏の愛知大会は1回戦負けだったが、昨夏は2回戦まで進んだ。新チームになった昨秋の県大会は3回戦に進み、16強入りした。現役部員の主将・岩下舜典さん(2年)は「伝統を大事に、夏は少しでもいい結果をつかみたい」と躍進を誓った。(古庄暢)

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