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ロータリーエンジンの半世紀 栄光編(17) 時は流れた。

 栄華を誇った日本のバブル経済は崩壊。自動車産業も影響を受け、マツダとマツダスピードは1992年、一般的なレシプロエンジンによる4位を置き土産にルマンから去った。寺田陽次郎(70)を案じた母、多津子は94年に80歳で死去。組織としてのマツダスピードは99年に解散し、メンバーはそれぞれの道へ。

 そしてさらに、時は流れて――。

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 優勝から20年を記念し、2011年6月、「マツダ787B」は再びルマンにいた。3カ月前に東日本大震災が発生。フランスからエールを送ろうとしたのだろう。主催するフランス西部自動車クラブが本番前のデモ走行に招待した。異例かつ粋なはからいである。徹底的なレストアを広島で受けた787Bは、「がんばろう日本」というステッカーを新たにつけて、20年ぶりにその姿を見せた。

 このころの王者はアウディ。自分たちのディーゼルエンジンと全く異なるロータリーエンジン(RE)を、メカニックたちが興味深そうにのぞき込む。そしてジョニー・ハーバート(53)駆る787Bは、RE特有の甲高い排気音を響かせ、喝采を浴びた。

 その後ハーバートはあの日疲労…

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