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 第4回県ヴォーカルアンサンブルコンテスト(県合唱連盟主催、朝日新聞和歌山総局など後援)が4日、和歌山市の県立図書館内のメディア・アート・ホールであった。中学、高校、一般の部計23団体が出場。選考の結果、田辺市立東陽中と県立向陽中・高、一般の部では、全国出場希望団体のうち最上位だった「tweet」が、3月に福島市である「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」に推薦された。

 東陽中は、無伴奏の曲を披露。歌声だけで曲の世界観を見事に作り上げ、観客を驚かせた。部長の上山紗葉(すずは)さん(2年)は涙を流し、部員たちと抱き合って喜んだ。「演奏した2曲は明るく元気な曲と、暗く静かな曲。切り替えるのが難しい。でも、納得のいく演奏ができた」

 向陽中・高は日本伝統の曲「さくら」(土田豊貴編曲)を演奏。部長の田中愛理さん(高校2年)は、「満開の桜や散った桜を、聴いている人が思い浮かべるような演奏を心がけている。全国に向け表現にさらに磨きをかけたい」と意気込みを語った。

 今大会、最高得点でグランプリに選ばれたのは、一般の部の「Ensemble Mikanier」。団員の森田彩さん(28)は「演奏した曲にはラテン語と日本語の歌詞があり、言語によって発声を分けなければならず大変だった。中高生のレベルが高く、まさかグランプリとは思わなかった」と驚いた様子だった。

 審査員の本山秀毅・大阪音楽大学教授は中学・高校の部終了後、「自分たちの気持ちを言葉にのせて歌ってほしい。音が整わなくても聞いている側の心を動かすものがある」とアドバイスをした。

 この日の結果は次の通り。◎は全国推薦。(市川由佳子)

【中学】銀賞=貴志1年、◎東陽、日進、貴志2年、桐蔭、楠見▽奨励賞=西浜

【高校】金賞=raddolcendo、◎向陽中・高▽奨励賞=和歌山東

【一般】金賞=Ensemble Mikanier▽銀賞=白浜バプテスト基督教会聖歌隊、女声合唱団Mimosa、アンサンブル響香、クリア、ハラ・デ・テール with T、◎tweet、アンサンブル和歌山、Coro di Ars、Oiyans Echo▽銅賞=和歌山あんさんぶる研究会、和歌山メンネルコール▽奨励賞=名もなきグリークラブ