[PR]

 「ファクトチェック」と呼ばれるジャーナリズムの手法で、政治家の発言や政治関係のニュースの真偽を判定している米サイト「ポリティファクト」のケイティ・サンダース副編集長が4日、東京都内で講演した。ファクトチェックの目的について、「政治家の説明責任を問うこと」と強調した。

 サンダース氏は、日本でファクトチェックの普及を目指す「ファクトチェック・イニシアティブ」(FIJ)主催のセミナーに招かれた。

 ポリティファクトは、米最大級のファクトチェック組織で、米フロリダ州の新聞社「タンパベイ・タイムズ」によって設立された。現在およそ10人の専属ジャーナリストがファクトチェックに当たっており、過去10年間で1万4千件以上、政治家らの発言などをチェックしてきたという。2009年には、ピュリツァー賞も受賞した。

 サンダース氏は講演で、ファクトチェックの評価基準や判断プロセスなどについて、実例を交えながら説明した。ポリティファクトでは、「正しい」から「真っ赤なウソ」まで6段階に評価。面白みを大事にしつつ、事実確認は徹底的に調査し、記事では検証に使った参考文献も明示するという。

 サンダース氏はまた、フェイクニュースの拡散を防ぐために、SNSサイトとの協力を進めていることも明らかにした。ファクトチェックをする目的について、同氏は「政治家の説明責任を問うこと」と述べ、「本当かなと、(ジャーナリストである)自分が思うところから始める」と語った。(中崎太郎)

こんなニュースも