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 2016年度の奈良県内の障害者虐待の状況を県がまとめ、公表した。県と市町村が受理した虐待に関する通報や相談は81件(前年度比23件増)で、県がまとめ始めた12年以降で最多となった。このうち21件(同1件増)が虐待と認定された。

 障害者虐待防止法に基づき、県と市町村が受理したものを県がまとめた。21件を種別でみると(重複あり)、暴力などの身体的虐待が14件と最も多く、暴言などの心理的虐待4件、無断で財産を使うなどの経済的虐待3件、放棄・放置(ネグレクト)2件、性的虐待1件だった。

 家族など養護者による虐待が16件を占め、障害者を雇用する事業主らによる虐待は4件。福祉施設での虐待は1件で、指導員による性的虐待だった。県はこの施設を指導し、改善計画を受理した。

 受理件数全体が増えた点について、県障害福祉課の担当者は「福祉施設の職員や市町村の担当者、一般向けの研修会を重ね、何が虐待にあたるのか、理解が広がってきているのでは」とみる。「今後も市町村と連携して対応していきたい」と話した。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(菅原雄太)