[PR]

 韓国の情報機関・国家情報院は5日、北朝鮮が昨年、韓国へのサイバー攻撃によって数百億ウォン(数十億円)相当の仮想通貨を奪取したと国会情報委員会に報告した。同委所属議員が明らかにした。国際社会の制裁によって不足する外貨を狙うと同時に、制限された金融取引が不要な仮想通貨に目をつけたとみられる。

 関連企業へ職員採用申請を装ったメールなどを送って仮想通貨を奪ったほか、取引所会員にハッキングメールを送って暗証番号を盗み出したケースもあった。

 北朝鮮の対中国貿易赤字は、昨年末の時点で過去最大の19億6千万ドル(約2200億円)にまで膨らんだとした。国際社会の制裁で、北朝鮮による水産物加工品の対中輸出額が急落したのが原因という。

 咸鏡北道豊渓里(ハムギョンブクトプンゲリ)の核実験場では未使用の3番坑道でいつでも実験可能な状態を維持し、更に4番坑道の掘削を続けている。

 平壌郊外の美林(ミリム)飛行場では昨年12月初めから兵士約1万2千人と車両など160台余が集結。平昌冬季五輪開会式の前日にあたる2月8日の軍事パレード開催に向け、練習を続けているとした。

 失脚説が出ていた黄炳瑞(ファンビョンソ)軍総政治局長は解任され、高級党学校で思想教育中とした。金元弘(キムウォノン)同副局長は解任された後、党を除名されたという。黄氏の後任には、2012年末までに失脚したとされる金正覚(キムジョンガク)元人民武力相が就いたとした。(ソウル=牧野愛博)