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 事件が起きたのは、シャンプーと赤ちゃん用のオーガニックフードがきれいに並べられた二つの棚の間だった。10代の少年が、付き合ってくれなくなったガールフレンドに近寄った。刃渡り8インチ(約20センチ)の包丁を取り出すと、相手の胸を何度も刺した。

 ドイツ南西部カンデルのドラッグストアで2017年12月27日に起きたこの殺人事件は、フランスに近い人口1万人ほどののどかな町を震撼(しんかん)させた。加害者も被害者も同い年の15歳とされ、地元の学校に通っていた。それだけではない。少年がアフガニスタンからの難民で、少女がドイツ人だったことが、波紋を大きく広げた。

 ドイツは、2015年に難民に門戸を大きく開け、100万人を超える人々が流入した。一方で、治安の悪化を強く印象付ける大事件が相次いだ。ベルリンでは、クリスマス市を狙ったテロ事件が発生(訳注=2016年、大型トラックが突入して12人が死亡)。ケルンでは、大みそかの夜に数多くの女性が乱暴され、性的な嫌がらせを受けた(訳注=2015年、雑踏の中で数百人が被害者に。両事件とも中東・北アフリカからの難民・移民が引き起こした)。

 しかし、カンデルの事件は、こ…

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