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 東京都大田区の町工場が協力してそりを作る「下町ボブスレー」のプロジェクト推進委員会は5日、平昌五輪での使用契約を結んでいたジャマイカチームが、本番での使用を拒否したと明らかにした。

 委員会によると、使用しないのは五輪出場を決めた女子チーム。「スピードが遅い」「規格違反で失格のリスクがある」などを理由として挙げているという。同チームは下町ボブスレーを使い続けていたが、昨年12月からラトビア製を使い「こちらの方が速い」などと主張しているという。

 委員会は「(遅いという)主張に根拠はなく、規格への対応も万全だ」などと反論している。契約書に記載のある損害賠償請求を検討していることをチームに伝え、使用を求めている。会見した細貝淳一・ゼネラルマネジャーは「必死に夢を追いかけてきた。あきらめているわけではない。ただ契約不履行となると何を信じていいか分からない。簡単に(次の)『北京五輪』を目指すとは言えない」と話した。

 下町ボブスレープロジェクトは町工場の高い技術力を世界に示そうと2011年に開始。日本チームにはソチ五輪、平昌五輪と採用されなかったが、16年にジャマイカとの契約に成功した。(東郷隆)

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