• アピタル

神奈川県立病院機構の土屋理事長、解任へ

有料会員記事

岩堀滋
[PR]

 横浜市旭区神奈川県立がんセンターで、放射線治療医が昨年末から大量に退職意向を示し、放射線治療の一種で国が先進医療に指定する重粒子線治療の存続が危ぶまれていた問題で、黒岩祐治知事は5日、県立病院機構の土屋了介理事長を解任する考えを示した。同機構は県立5病院を運営する。

 この日、土屋理事長と面会した黒岩知事によると、この間の混乱を受けて4月以降の医師確保に土屋理事長が加わらないよう伝えたところ、土屋理事長から即刻解任するよう言われたため、解任を決めたという。今後、法に基づく解任手続きが進む。

 土屋理事長が、機構内部の手続きを経ずに県の調査委員会に反論する会見を開き、センター病院長の人事異動を決めたことなどを問題視した。土屋理事長は黒岩知事の要請で2014年4月に着任、任期は今年3月末まで。黒岩知事は「私に任命責任があり、深くおわびする」と述べた。

 機構内部からもこの日、土屋理事長への疑念が表面化した。康井制洋副理事長らが会見を開き、県の調査委員会の調査結果は妥当で、反論文提出は土屋理事長が単独で行い、組織決定していないなどとする「土屋理事長の解任を求める緊急声明」を黒岩知事に提出した。土屋理事長が反論会見をした2日、がんセンターの大川伸一病院長の降格人事を行ったことなども踏まえて「不当で受け入れられず、看過できない問題がある」などとした。

 緊急声明について会見を開い…

この記事は有料会員記事です。残り428文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら