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 鳩山由紀夫元首相は5日、訪問先のワシントンで、沖縄県名護市の市長選で、安倍政権が推す新顔が勝利したことについて「結果は残念だった」と記者団に語った。米軍普天間飛行場の移設先については「決して辺野古が唯一ではない」と述べた。

 鳩山氏は市長選について「与党側の候補は辺野古に関し、どちらにするかという意見を述べられなかった」と指摘。「出口調査などで、6割以上の名護市民が普天間の移設先を辺野古にすることに反対している。市民の意思を理解しながら市政に邁進(まいしん)していただきたい」と語った。

 2009年に誕生した民主党(当時)の鳩山政権は基地移設問題について「最低でも県外」を掲げたが、1年も経たずに「県外」を断念し、混迷に拍車がかかった経緯がある。

 一方、北朝鮮問題については、9日に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪に北朝鮮が選手団を派遣したことについて「対話の窓口が開かれた」と歓迎。その上で「北朝鮮はどんなに経済制裁を強めても、『参った。核を捨てます』と言う可能性はまずない。日本や韓国、中国が協力して、米朝が対話を行う条件を作るべきではないか。できるだけ早い時期に何らかの枠組みを作って、現実に交渉するべきだ」と持論を述べた。(ワシントン=土佐茂生)

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