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 千葉市発注の跨線橋(こせんきょう)の工事の入札情報を業者に不正に漏らしたとして、千葉県警は6日、同市緑土木事務所(同市緑区)の所長、内山恵市(けいいち)容疑者(60)を官製談合防止法違反の疑いで逮捕した。情報を元に工事を受注したとして、同市中央区の建設会社「伊藤工務店」取締役だった池田厚美容疑者(70)も公契約関係競売入札妨害容疑で逮捕した。

 捜査2課によると、内山容疑者は昨年5月24日ごろ、同30日にあった同市緑区の跨線橋の塗装・補修工事の一般競争入札に絡み、工事価格など事前に公開されない情報を池田容疑者に伝え、同社が入札に参加することで公正な入札を妨害した疑いがある。入札には10社が参加し、同社が2億700万円で落札。予定価格に対する落札率は約90%だったという。

 県警は1月中旬に2人に対して任意の事情聴取を開始。工事の関連資料を分析するなどして裏付け捜査を進めていた。

 千葉市では、2016年1月にも市発注の下水処理施設に絡む入札で官製談合事件が発覚。市下水道建設部の職員だった男が逮捕・起訴され、千葉地裁で有罪判決を受けた。市は職員を懲戒免職処分とし、再発防止に取り組んでいた。