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 平昌(ピョンチャン)五輪の開会式がある9日は、周辺の最低気温が零下10度を下回る予報となっている。現地では寒さに驚き、本番を心配するボランティアも。大会組織委員会は、入場時に防寒グッズを配る方針だ。

 3日、開会式のリハーサルがあり、地元の市民ら約2万人が招待された。本番同様、午後8~10時で、手元の温度計では零下10度を下回った。会場の隣の川は水面が凍り、その上を人が歩いた。

 案内役を務めたボランティアの女性によると、招待された人たちは毛布を腰に巻いたり、風よけのシートで全身を覆ったりして寒さをしのいだ。寒さに耐えかねてか、途中で会場を後にする子ども連れもいたという。

 女性もインナーを2枚ずつ着込み、ジャケットとコートを羽織った。上半身と足の甲にカイロを貼ったが、露出したほおや鼻、額が痛んだ。同僚は「目がしびれるのでゴーグルをしてくればよかった」と話していたという。女性は「開会式は見どころが多いのに、あまりに寒くて楽しめないのではないか」と話す。

 組織委の李熙範(イヒボム)会長は6日の記者会見で、防寒対策で観客に配るポンチョ、毛布、帽子、携帯カイロ、座布団のセットの効果を強調した。実際に帽子をかぶり、「防寒キットを持っていれば問題ない。1994年リレハンメル冬季五輪では零下22度を記録した。平昌はちょっと暖かくなります」とアピールした。(平昌=高浜行人、笠井正基)