張春穎
コウモリが人の手のひらに大集合――。浜松市北区引佐町田畑の観光鍾乳洞「竜ケ岩洞(りゅうがしどう)」で、そんなエサやりの触れあいが実現した。「『コウモリ語』を理解する試みを続けたことで親近感が生まれ、コウモリが我々を信頼するようになったのでは」。そう信じるスタッフはショーとして披露し、コウモリとの掛け合いに来場者も巻き込みたい考えだ。
「おいで」。スタッフの鈴木利治さん(60)が鍾乳洞の入り口近くにある飼育室に入ると、ルーセットオオコウモリ(フルーツコウモリ)25匹が「チュルチュル」と鳴いて騒ぎ出した。
手のひらには刻んだリンゴやバナナ。天井の金網にぶら下がっていたコウモリたちは舞い降りてエサを奪ったり、側面の金網を駆けてきておねだりしたり。
「コウモリはイメージは悪いけど、かわいいよ」と鈴木さん。おしっこを浴びたって動じない。
竜ケ岩洞が飼育を始めたのは約…
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