【動画】コンピューターウイルスの感染の様子を警視庁が実演=荒ちひろ撮影
[PR]

 イラスト編集ソフトを強制終了させるコンピューターウイルスを作成して元勤務先のパソコンに感染させたとして、警視庁は、東京都葛飾区小菅4丁目、無職中農康祐容疑者(37)を不正指令電磁的記録作成・同供用の疑いで逮捕し、7日発表した。「USBメモリーからデータを入れたが、ウイルスは作成していない」と容疑を否認しているという。

 サイバー犯罪対策課によると、逮捕容疑は昨年12月3日、東京都港区の元勤務先の印刷店内のパソコン1台に、自分のUSBメモリー内にあったウイルスプログラムをコピー。コピーしたデータを元にさらに機能を加えたウイルスを作成し、保存したというもの。このウイルスは、パソコン起動から30時間後にイラスト編集ソフトを強制終了させたうえ、ソフトの機能を三つ削除するものだった。

 ほかにもこのパソコンは、キーボードを使うと3~7分間隔でランダムに「呪」「恨」「憎」「怨」の文字が勝手に入力されるウイルスや、突然メモ画面が現れて「○○ごめん、●●殺せなかった」など同店関係者らの実名が入った文章が打ち込まれるウイルスにも感染していた。

 店内にある他2台のパソコンもこれらのウイルスに感染しており、警視庁は、いずれも中農容疑者が感染させたとみている。

 昨年12月4日、店員がパソコンの異変に気づき発覚。防犯カメラの映像などから中農容疑者の関与の疑いが浮上した。