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 犯罪や事故の防止などに役立てようと、神奈川県警が人工知能(AI)を導入する。過去の膨大なデータを学習させ、将来の発生を予測できるシステムを開発し、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年の試験運用開始を目指す。全国初の試みという。

 県警はすでに、過去に事件や交通事故が多発した地域や時間帯を示すシステムを運用し、捜査や取り締まりに生かしている。加えて、AIが発生を予測した時間や場所をパトロールの順路に組み込むなどの効果を期待しているという。

 新システムには、過去の事件約100万件や、事故約80万件の発生日時や場所▽当事者の性別や年齢▽事件の手口や事故の形態――といった統計データのほか、気象や地形、建物に関する情報を取り込む。犯罪学や心理学も活用する。

 新年度当初予算案に約4800万円を計上。15年までのデータをもとにした予測を16年のデータを使って検証するなどの実験をする。(伊藤和也)