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シェアハウスの闇(中)

 「シンデレラは夢をかなえるために馬車に乗った」。タレントのベッキーさんが語るテレビCMが流れたのは、昨春ごろのことだ。

 売り込んでいたのは、不動産業者スマートデイズ(東京)が首都圏で展開する女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」。真新しい木造2階建てに、トイレや風呂が共用の1部屋7平方メートル程度の部屋で、初期費用が安く、家具の準備も不要。身一つで上京したい若い女性がターゲットだった。

 スマートデイズは「かぼちゃの馬車」を中心に約900棟を管理し、建築中や更地に建つ予定の物件が他に100棟ほどある。投資目的でオーナーとなったのは約700人。そのほとんどが銀行で多額の融資を受けて、割高な物件を買っている。長期の賃料収入を保証され、返せると踏んだためだが、昨年10月から賃料は突然、一方的に減額され、今年1月からはゼロにされている。

 「『家賃0円・空室有』でも儲(もう)かる不動産投資」。今年初めまでスマートデイズ社長だった大地則幸氏は、2016年夏に大手出版社からそんなタイトルの単行本を出版している。

 ページをめくると、「東京は人…

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