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 東京の財界人が「夏の軽井沢」なら、関西財界は「冬の京都」へ集結――。年に1度、関西の経営者らが経済や政治、国際問題などを話し合う「第56回関西財界セミナー」が8日、始まった。六つの分科会で議論が交わされる。9日まで。

 「東京に何もかもを求めるのではなく、関西として今、自らの力で何ができるのか、何をすべきなのか。個社の利益を超え、関西の財界人という観点で、自由闊達(かったつ)な議論をお願いしたい」。主催者の一人として登壇した関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)が、熱く訴えた。舞台は京都市の国立京都国際会館。冬の真っただ中に開かれる恒例のセミナーは、関経連と関西経済同友会の主催だ。

 財界の代表的なセミナーといえば、経団連の「夏季フォーラム」、経済同友会の「夏季セミナー」というように、毎年夏が多い。国内有数の避暑地・長野県軽井沢町で開かれるのが慣例となっていて、クールビズ姿のお歴々が集う。かつては「ゴルフとセットで」という時代もあった。日本商工会議所は夏に東京都内で開いている。

 季節は逆だが、関西の「財セミ」も長い歴史を誇る。1963年、関西経済同友会と生産性関西地方本部(現・関西生産性本部)の主催で和歌山県白浜町で始まった。貿易の自由化を控えて転換期に差しかかっていたころで、初回のテーマは「転換期に生きる企業」。松下電器産業(現パナソニック)を創業した松下幸之助会長、黒部川第4発電所(クロヨン)の建設を進めた関西電力の太田垣士郎会長ら約60人が参加し、泊まり込みで意見をたたかわせた。やがて、京都でほぼ開かれるようになった。

 80年には、「徴兵制の研究が必要」と主張する住友金属工業(現新日鉄住金)出身の日向方斉(ひゅうがほうさい)・関経連会長と、反論する中内功ダイエー社長が激しくやり合い、話題を呼んだ。経済の枠組みにとらわれずに本音をぶつけ合うことは、財セミの「伝統」だった。

 いまでは大学や研究機関のトッ…

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