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 台湾東部・花蓮県の地震で、倒壊したホテル「統帥大飯店」から救出された従業員の梁書瑋さん(26)が7日夜、搬送先の救急医療施設から退院した。梁さんは「閉じ込められている間、走馬灯のようにこれまでの人生が思い浮かんだ。助かって良かった」と語り、迎えに来た母親と抱き合った。

 夜勤だった梁さんは6日深夜の地震の際、フロントで勤務していた。崩れた建物のすき間で生き残り、救出を待った。「花蓮は地震が多いが、まさかホテルが崩れるとは思わなかった」。救出を待つ14時間余りの間に「人生の楽しかった思い出を頭の中で思い出していた」という。

 同じく閉じ込められた従業の先輩の男性(36)は亡くなった。梁さんは「先輩は本来は出番ではなかったが、忙しいので手伝いに出ていた。残念です」と語った。(花蓮=西本秀