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 青森県立保健大学は7日、同大が郵便物を発送するのに使う郵便切手約222万円分が使途不明になった、と発表した。元臨時職員が着服した疑いがあるといい、同大は業務上横領罪で県警に告訴するとともに、元職員を相手取り損害賠償を求めて青森地裁に提訴した。

 同大によると、元職員は2014年4月から大学事務局総務課に在籍し、郵便物の発送業務を担当。文書の発送を希望する教職員から宛先などを記した「郵便切手類払出票」を受け取り、切手を貼り付けて郵送していた。切手の使用状況は「郵便切手払出出納簿」に記帳する仕組みだった。

 ところが、16年1月、切手の使用額が大幅に増えていることがわかり、同大が調査を開始。教職員が作成した払出票には記載がない宛先なのに、元職員の出納簿上では発送されたことになっているなど、つじつまが合わない扱いが15年4~12月だけで111件(計222万4340円分)に上った。同大は、元職員が切手を着服する一方で、うその記録を出納簿に記載していたとみている。元職員が働き始めた14年度についても調べたが、出納簿が紛失しており、不正があったかはわからなかったという。

 元職員は同大の調査に対して「やっていない」などと関与を否定。雇用契約が更新されなかったため、16年3月で退職した。同大の上泉和子理事長は「このような事態になったことは極めて遺憾。深くおわびする」と陳謝した。

 

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(中野浩至)