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 アプリストアの「AppStore」が、昨年秋に公開されたiOSの最新バージョン「iOS11」から大きく刷新されたことにお気づきでしょうか。過去にはアイコンが並んでいるだけに近い構成だったものが、まるでウェブサイトのようなデザインに変わっています(画像1)。こうした変化は何を狙ったもので、どういう効果を生んでいるのでしょうか。そこからは日常になった「アプリ」を見直そうとする動きが見えてきます。(ライター・西田宗千佳)

記事でアプリを知る「ストーリー」が登場

 iOS11は昨年秋に公開。そろそろ利用され始めて半年くらいが経過しています。そういう意味では、全く新しいものではありません。でも、意外と皆さん、じっくり見ていないのではないでしょうか。改めて、中身を確認してみましょう。

 過去のAppStoreや他のプラットフォームのアプリストアは、アプリをアイコンとして並べ、注目して欲しいものをバナーのように大きく扱うのが基本でした。

 それに対し、iOS11のAppStoreからは、アイコンが目立たなくなっています。もちろん、アイコンの形で紹介されるアプリがないわけではありません。AppStoreには「Today」「ゲーム」「App」といったタブができて、それぞれジャンル分けされたアプリが並べられています(画像2、3、4)。ゲームだけ、アプリだけでも探しやすくなっているのですが、それよりも、特徴は「Today」に集約されています。

 Todayを見ると、目立つのは、大きく四角い「特集」のような扱いになっている部分です。アップルはこれを「ストーリー」と呼んでいます。開いてみても、そこで出てくるのはアプリのアイコンではありません。アプリを紹介する記事が書かれているのです。アプリの詳細な紹介が書かれているのが基本ですが(画像5)、そうじゃない場合もあります。

 画像6は、筆者がある日、AppStoreを見て見つけたストーリーです。なんと、カレーの作り方とその味が事細かに書かれています。写真も魅力的で、実においしそうです。

 この記事は一見、iPhoneにもアプリにも何の関係もないように思えます。でも、違うのです。このストーリーは、レシピアプリを複数まとめて紹介する記事だったのです。

 ストーリーは、いわゆるアプリのレビューではありません。アプリの良い点を紹介する記事といった意味合いの強いものです。一方で、単にアプリを紹介するのではなく、ライフスタイルからアプリに興味を持ってもらうような作りになっています。画像7は、今年のお正月に出たストーリーですが、「おせちに飽きたら」という切り口で、ケータリングサービスやレシピアプリを紹介するものになっています。多彩な切り口を用意することで、アプリに興味を持ち、使ってもらおうという意図が見えます。

 もちろん、かなり濃厚で専門性の高いストーリーもあります。画像8は、「ibisPaint」というグラフィックソフトを使い、実際にイラストを描くときの方法をじっくり解説したものです。本当にイラストを日常的に描いている人が書いたものらしく、非常に説得力があります。添付されているイラストや作例も、全て記事を書いた人が描いたものだそうです。

 この他にも、アプリ開発者のイ…

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