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 深夜勤務後のバイク事故で息子の渡辺航太さん(当時24)を亡くした母、淳子さんが8日、都内で記者会見を開いた。発言の要旨は次の通り。

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 2015年6月11日、第一回期日に陳述を行うために、横浜地裁川崎支部101号法廷に私は立ちました。息子を失った喪失感と、自分が生きながらえていることへの罪悪感でいっぱいでした。しかし、なんとか心を整え、陳述書を読み上げることができました。その時、橋本裁判長は「命の重みに向き合い、真摯(しんし)に審理します」とおっしゃって下さいました。それから約2年10カ月、(私は)息子の真実を伝え続けて参りました。そして本日、(裁判長に)その時の約束を守っていただき、真摯(しんし)に審理された結果が画期的な和解解決となりましたことを、皆さまにご報告いたします。

 息子は成人して24歳になっていました。母親として精いっぱいの教育をしてきました。社会に出て、どのような活躍をするのだろうか。(航太は)夢であり、希望でした。それが一瞬のうちに絶望に変わることは予想しておりませんでした。生きること全てが奇跡であり、それを喜び、楽しむことをモットーとしている息子でした。

 私の息子は13年10月、希望…

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