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 街が雪に覆われるこの季節、店先や自宅前で15年以上にわたって雪像をつくり続けている人たちが弘前市にいる。「通りかかる人に楽しんで欲しい」。そんな思いだけで作られた石像は、ライトアップしたり大河ドラマの主人公をかたどったりと年々進化を続けている。

 弘前市寒沢町の弘南鉄道大鰐線弘高下駅そばにある理髪店「けんの床や」。店先にはこの冬、「ムーミン」の主人公とそのガールフレンドのふたつの雪像と、高さ約2メートルの猫型のかまくらが登場した。1月中旬から店主の横沢謙一さんが駐車場に積もった雪を集めて固め、ほぼ1カ月がかりで小さなスコップで丹念に削って作り上げた。ムーミンたちの雪像はその後の雨で崩れてしまったが、猫型かまくらは健在だ。

 雪像を手がけるようになったきっかけは16年前。雪かきをしていると、店の前で幼稚園の送迎バスが止まった。「何をつくってるの」と声をかけられ、思わず「雪だるまだよ」と答えると、それからバスが通るたびに園児が店先をのぞくようになった。後に引けなくなり、高さ30センチほどの小さなかまくら約30個と雪だるまを作ってみた。

 ところが、それが近所の話題に…

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