小西正人
今年度の愛知県碧南市の「ふるさと納税」の返礼品申込件数でトップを独走しているのはなぜか、「天津甘栗」だ。8900件を超え、2位の地元料理店の「三河一色産うなぎの炭火焼き」を2千件以上引き離す。栗の特産地でもなく、どこでも売っていそうな天津甘栗が、なぜ?
1キロの天津甘栗を返礼品に提案したのは市経営企画課の小林高志さん(37)。昨年4月に返礼品に加えたら、特別なPRもないまま口コミで申し込みが増えた。4月中にふるさと納税サイトの返礼品お気に入りランキングの全国上位に入ると、さらに申し込みが殺到した。
「当時、ほかではほとんど扱っていなかったのが大きかった」と小林さん。検索すると、「天津甘栗」を返礼品にしているのは、碧南市以外には3自治体しかない。そして味の良さ。市内に、この道40年の職人が焼く評判の甘栗専門店「衣浦食品」があった。
■専門職人が焼く甘栗…
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朝日新聞社会部