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奨学金破産

 国から借りた奨学金にからむ自己破産が相次いでいる。日本学生支援機構が3カ月以上延滞している人を対象にした抽出調査などをもとに、返還に苦しむ人の実情を紹介する。

 2015年度「奨学金の返還者に関する属性調査」(※)によると、延滞が3カ月以上続く人の9割が40歳未満だった。このうち30~34歳が4割で、大学などの卒業から間もない「24歳まで」は約6%だった。

2015年度「奨学金の返還者に関する属性調査」
日本学生支援機構が3カ月以上延滞が続く16万人を延滞期間などの属性で分けた後、1万9658人を無作為抽出し、2941人が回答した。

 年収は、300万円未満が77%を占める。300万~500万円は約19%で、500万円以上は4%に満たない。また、年収300万円未満と答えた人を職種別にみると、「常勤社員・職員」(期限ありを含む)が約35%で、「非常勤社員・職員」は約26%。「無職または失業中・休業中」が約14%、「専業主婦(夫)」は約8%だった。

 延滞が始まった理由は、「家計の収入減」(約48%)が最も多く、次に「家計の支出増」(約18%)が続いた。

 延滞が続いている理由(複数回…

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