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 和歌山市の砂山小学校で10日、同校区子どもセンターとNPO法人「砂山バンマツリ」が主催した防災教室が開かれた。防災士の資格を持つ「ゴスペル亭パウロ」こと小笠原浩一さん(55)が地震や津波への備えを伝える防災落語を披露し、同校の児童や保護者ら約40人が笑い、学んだ。

 小笠原さんは和歌山市在住で、聖書を落語で伝えるアマチュア福音落語家。数カ月前に自作したという防災落語では、学校で防災について勉強してきた小学3年の「さだきち」とその母が、日頃の備えや地震発生時の行動について会話を繰り広げる。「もしトイレで地震きたらお母ちゃんどうする」「避難袋の乾パン、賞味期限が昭和37年5月やで」。一人二役の掛け合いに、会場が笑いに包まれた。

 防災落語のほかにも、小学生と一口こばなしを一緒にしたり、古典落語を披露したりした。小笠原さんは「みんなに笑顔になってもらい、さらに減災にもつながって大事な命が守れれば」と話す。母と訪れた同校4年の大倉叶(かなえ)さんは「知らないことばかりだった。地震が来たら家族や友達と一緒に逃げたい」と話した。(大森浩志郎)