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 「言い訳になるから言いたくない。実力です」。日本選手団最年少。この日、16歳になった国武大晃(STANCER)は敗因の多くを語ろうとはしなかった。

 まるで勝負にならなかった。2本滑ったが、コース後半にある三つのジャンプ台のうち二つ目で挑んだ空中技「キャブ1260」(3回転半)の着地にいずれも失敗。大きく減点され、決勝進出を逃した。

 平昌のコースはジャンプ台の間隔が狭く、飛び出すまでに十分な加速を得にくい。滑走時は向かい風。163センチ、54キロと小柄な国武には不利な状況が重なった。

 とはいえ、難コースをあっさり攻略していく海外勢とのレベルの差は歴然。「全部強化しないといけない」。ほろ苦い誕生日となった。

17歳大久保「楽しかった」

 予選で敗退した大久保勇利(ムラサキスポーツ)は悔しさをにじませて、「技量も運も体格も全部(足りない)」。予選1本目は終盤のジャンプで転倒。開き直った2本目は最後まで何とか持ちこたえたが、海外のトップ選手との差はやはり大きかった。それでも、17歳で踏んだ大舞台だ。歓声を浴び、「楽しかった」と笑顔を作った。