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たぶん、僕らの問題です――男女格差114位の国って?

 世界経済フォーラムが昨秋発表した男女格差の国別ランクで114位に沈んだ日本。3月8日の国際女性デーを前に、女性記者たちの提案を受けた30、40代の男性記者3人が各界で活躍する人たちを訪ね、素朴な疑問をぶつけました。これって、僕らの問題なんですか? まずは、フェミニズムを牽引(けんいん)してきた社会学者から。(聞き手・斎藤健一郎滝沢文那、千葉雄高)

 ――114位という順位、驚きました

 「新聞記者でしょ。身の回りを見たらわかりませんか? 非正規雇用の人たちの平均給与は172万円で、女性の10人に6人が非正規。男女の賃金格差は大きく、経済でも政治でも、意思決定の場に女性は少ない。ちっとも驚きではありません」

 ――それはわかりますが、世界の中で、なぜ日本がこんなに下位に沈んでいるのでしょう?

 「日本よりランキングが高い欧米諸国も、1970年代までは同様に格差がありましたが、政策的にジェンダー格差を解消してきました。日本は何度も立て直すチャンスはあったけれど、そのたびに選択を誤ってきた。その差です」

 ――どんな誤りが?

 「私が思う諸悪の根源は、年功序列や終身雇用に代表される日本型雇用です。日本の労働組織の多くが、ひとつの組織に長く居座ればそれだけ後で報われるようにできています。新聞社だってそう。一方で、フルタイム勤務と子育ての両立は難しい。結果的に女性の多くが日本型雇用からはじかれ、低賃金、非正規で使い捨てされています」

 ――そんな社会のシステムに入って働かされるという点では、男性も犠牲者なのでは?

 「そのシステムから利益を得て…

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