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 12日付の米紙ワシントン・ポストによると、ペンス副大統領が同紙のインタビューに対して「北朝鮮が望むのならば、我々は対話する」と述べた。南北対話の進展によっては、非核化が進まない場合でも北朝鮮と直接対話する可能性を示唆したという。

 平昌冬季五輪の開会式出席のために訪れた韓国からの帰路の機中で同紙に語った。ただ、ペンス氏は北朝鮮が核・ミサイル放棄をするための「最大限の圧力」をかける政策は続けていくことを強調。対話の前提として核・ミサイル実験などの挑発行為の停止を条件としているトランプ政権の方針の転換につながるかどうかは不透明だ。

 ペンス氏は8日に韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と会談した際、北朝鮮側に安易な融和政策をとらないように要求。文氏も核放棄に向けた進展がない限り制裁解除などに応じない考えを示したという。また、文氏は北朝鮮側に「米国と話をすべきだ」と訴えたという。

 一方、ティラーソン米国務長官は12日、訪問先のカイロで会見し、ペンス氏が対話の可能性を示唆したことについて「判断するのは時期尚早」と指摘。あくまで「北朝鮮が誠実な姿勢で我々と関わる用意ができているかどうかだ」とも語り、北朝鮮側による出方を見守る考えを示した。(ワシントン=峯村健司)