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 客がいるのにタクシーが足りない地点を人工知能(AI)が見つける運行システムを、NTTドコモが開発した。携帯電話がつながる基地局のデータをもとに人が集まっている場所を割り出し、そのエリアでの過去の乗車実績を分析して、需要があるタクシー台数を予測する仕組みだ。

 東京無線協同組合(東京都新宿区)とつばめタクシーグループ(名古屋市)が15日から使う。タクシーを待っている客が多いエリアに「空車」のタクシーが集まりやすくなり、サービスの向上につながるという。

 ドコモによると、運転席の端末に表示する地図は500メートル四方に区切られ、各区画で今後30分間に需要があるタクシー台数がわかる。データは10分ごとに更新され、同じ地点でも、どちら向きの車線で需要が多いかもわかるという。

 常に人が集まる駅前などだけではなく、イベントがあったり、鉄道が遅れたりして、人が急に増えてきたエリアも把握できる。東京無線が1350台に、つばめタクシーが1150台に順次導入する。2016年12月から4カ月間の実験では、システムを使った車は1日あたりの売り上げが平均より約1400円高かったという。(徳島慎也)

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