[PR]

 平昌五輪のフィギュアスケート男子では、羽生結弦選手(23)が66年ぶりとなる五輪連覇を目指す。東京都葛飾区立石8丁目の熊野神社には、羽生選手の活躍を祈る参拝者が急増しているという。

 京成青砥駅から歩いて約10分の熊野神社は、都内で唯一、平安時代の陰陽師(おんみょうじ)・安倍晴明にゆかりがある神社とされる。羽生選手は、2015~16年シーズンから安倍晴明が主人公の映画の曲をフリープログラム「SEIMEI」に採用した。神社の千島俊司・宮司(44)によると、約2年前に私設ファンクラブが必勝祈願の祈禱(きとう)をした頃から、口コミで神社の存在が知れ渡っていったという。

 境内には羽生選手の似顔絵や応援メッセージが書かれた絵馬が数多く奉納され、羽生選手のために厄払いに訪れる人もいた。千島さんは「全国各地から来たファンがここで出会い、交流の場が広がっている」と話す。

 14日もファンの姿があった。初めて参拝した足立区の女性は「絵馬を見て胸が熱くなった。現地で観戦する人たちには、私たちの分も羽生選手へ思いを届けてほしい」。千葉県から訪れた50代女性は、羽生選手が昨年負傷した際にも参拝したといい、「五輪での無事を祈りたくて、いてもたってもいられずいられなかった。笑顔で終わってくれたらそれでいい」と話した。

 羽生選手は今季、「SEIMEI」の内容をリニューアルした。16日のショートプログラムと17日のフリー(いずれも午前10時開始予定)に臨む。千島さんは「私もいつの間にか引きつけられていた。羽生さんからは自信が伝わってくる。アクシデントを乗り越え、大きな仕事をしてくれると思う」と期待を寄せた。(辻健治)

こんなニュースも