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 兄はじっと、弟の滑りを見つめていた。14日のスノーボード男子ハーフパイプ決勝で、平野歩夢(19)=木下グループ=が2大会連続の銀メダルをつかんだ。孤独な戦いを、かつては距離のあった兄が支えた。

 決勝2回目。兄、英樹(えいじゅ)さん(22)は応援席の最前列に向かった。95・25点。この時点でトップに立つとポンと手をたたき、滑り終えた平野に「よかったね」と声をかけた。平野の表情が和らいだ。

 もともと仲のいい兄弟ではなかった。父、英功さん(46)の指導でスノーボードの腕を磨いた2人。幼い頃から、「熱血指導」の向かう先は兄だった。休みのない練習。スキー場から戻っても、自宅車庫でのスケートボードの練習が深夜に及んだ。

 厳しい言葉が兄に浴びせられる脇で、弟は黙って滑り続けた。移動の車内では、助手席に座る兄への説教に後部座席で耳を傾けた。「歩夢は俺への言葉を聞いて学んでいた」

 先に頭角を現したのは兄だった…

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