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 米国の中央銀行、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は13日、就任式典での演説で、「我々は金利政策を緩やかに正常化する途中にある」としつつ、「金融の安定に対するいかなるリスクにも警戒を続ける」と述べた。イエレン前議長時代に始まった緩やかな利上げを続ける考えを示す一方、最近の世界的な株価の急落を受けて市場動向を注視する姿勢をみせたものとみられる。

 パウエル氏が就任した2月初旬、物価上昇が加速してFRBが利上げペースを速めるとの懸念から米株価は急落した。しかし、パウエル氏は「世界経済はこの10年で初めて強く回復している」と強調した。

 市場が不安定さを見せ始めた中、金融政策のかじ取りを担うパウエル氏の発言には注目が集まっている。28日には米議会での証言に臨む予定だ。(ワシントン=五十嵐大介

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