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 14日のスピードスケート女子1000メートルに、金メダルの期待がかかる小平奈緒(31)が出場する。3大会連続となる挑戦を支えるのは所属先の相沢病院(長野県松本市、460床)だ。身近なトップアスリートの活躍は患者に勇気を与えてきた。病院やスタンドから多くの人が声援を送る。

 小平が相沢病院に入ったのは2009年4月。大学卒業後の所属先がなかなか決まらず、かつてけがの治療を受けた同病院を頼った。相沢孝夫理事長は「競技を続けることくらいなら何とかできる」と受け入れた。

 病院は、小平に給料や家賃、遠征費を支給している。年間1千万円超の活動費のほとんどを賄い、14年ソチ大会後に拠点にしたオランダでの滞在費も負担した。競技に専念できるよう病院関係の仕事はない。

 田内克典院長(58)は当初は名前も実力も知らず、戸惑った。だが「奈緒ちゃん」と周囲に慕われ、練習に打ち込む姿勢に、応援したい気持ちになった。

 小平は10年のバンクーバー大会の団体追い抜きで銀メダルを獲得した後、病棟を回って患者や家族にメダルに触れてもらった。「小平さんが頑張っているから、自分も病気と闘う」。そんな声が上がった。

 だが、4年後のソチではメダルを逃した。「申し訳ありませんでした……」。田内さんは、涙をぬぐって応援団の前に現れた姿が忘れられない。「最高の舞台を見せてもらったんだから」とねぎらった。平昌に向けて変わらぬ支援が続いた。

 14日は、病院のテレビで応援…

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