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 前橋市で2014年に高齢者2人を殺害し、1人に重傷を負わせたとして、強盗殺人などの罪に問われた無職土屋和也被告(29)の控訴審判決で、東京高裁は14日、裁判員裁判だった一審・前橋地裁の死刑判決を支持し、被告の控訴を棄却した。栃木力裁判長は「人命軽視の残虐な犯行を2回行っており、一審判決が不合理とはいえない」と述べた。

 高裁判決は「殺害を想定して複数の凶器を持参し、住人に気づかれたら、ちゅうちょなく犯行に及んでいる」と指摘し、「計画性は低い」として減刑を求めた被告側の主張を退けた。

 高裁判決によると、土屋被告は14年11月、前橋市の小島由枝さん(当時93)方に侵入、小島さんの顔や首をバールで殴ったり包丁で刺したりして殺害し、現金5千円などを奪った。約1カ月後には、小島さん方から約700メートル離れた川浦種吉さん(同81)方でリンゴ2個を盗み、川浦さんを包丁で刺して殺害。川浦さんの妻にも重傷を負わせた。(長谷文)