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 神奈川県平塚市の認可外保育所「ちびっこBOY」で2015年12月、生後4カ月の男児が死亡した事件で、当時保育士として勤務していて傷害致死罪に問われた角田(つのだ)悠輔被告(36)の裁判員裁判の判決が14日、横浜地裁であった。深沢茂之裁判長は「保育士の職責に真っ向から反し、許されない」として、角田被告に懲役10年(求刑懲役13年)の判決を言い渡した。

 判決によると、角田被告は15年12月6日午前0時10分ごろ~4時半ごろの間、同保育所内で男児の頭部に強い力で何らかの暴行を加え、脳挫滅などのけがを負わせ、死亡させた。

 判決は、出廷した医師4人の証言をもとに、頭部のけがは第三者によって意図的に強い外力が加えられて負ったものだと推認。事件当時、男児がいたベッドに近づけたのは角田被告だけだったとして、被告以外の犯行の可能性はないと結論づけた。

 弁護側は、男児が預けられる前からけがを負っていた可能性があるとして無罪だと主張していた。

 角田被告は預かっていた計15人の女児に対する強制わいせつなどの罪で、昨年12月に懲役15年の実刑判決を受け、弁護側が控訴した。(山下寛久)