愛知)南知多町で新「化石鉱脈」 発光器のある深海魚も

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豊平森
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 南知多町を中心とする約1700万年前の深海の地層「師崎層群」から保存状態の良い化石群が見つかり、九州大などの研究チームが今月初旬に日本古生物学会で発表した。約30年ぶりに発光器がある深海魚の化石も発見。チームの一員で東海化石研究会の蜂矢喜一郎会長らは14日、「貴重な師崎層群を県内では知る人が少なく、保存態勢の充実が必要」と訴えた。

 師崎層群は1983年に農地造成で見つかった。深海生物の化石が群集する世界的に希少な地層という。研究チームは昨年9月に、南知多町豊浜の崖に露出した師崎層群で、深海生物化石を多量に含み、腐敗しやすい筋肉などの軟体部も保存された化石層「化石鉱脈」を発見。腹部に発光器がある深海魚の化石も約30年ぶりに見つけたという。

 南知多町で会見した東海化石研究会の蜂矢会長と水野吉昭顧問によると、以前に発光器のある深海魚の化石が見つかった当時は専門の研究者がおらず、化石の劣化でその後の詳しい分析も難しかったという。研究チームは30年前と今回の化石の標本を用いて、①発光器の表面を覆ううろこ②発光器内部の反射板③色素――といった現在のハダカイワシの発光器にある3構造を確認したとしている。この化石鉱脈の発見で、地層ができた当時の詳しい様子や化石化のメカニズムの調査などが可能になるという。

 ただ、今回の調査は2メート…

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