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 100度以上に加熱した過熱水蒸気を使って調理する、「スチームオーブンレンジ」が人気です。ヒーターを使う普通のオーブンと比べ、水分は逃げにくく、脂は落ちやすいのが特徴で、健康志向の方におすすめです。

 講師が扉を開けると、こんがり焼き目の付いたローストビーフが出てきた。大阪市浪速区の商業施設に入っている料理教室、ABCクッキングスタジオには、スチームオーブンレンジが約30台並んでいる。ロースト料理やパンの授業で使うためだ。

 過熱水蒸気を使うと、食材に含まれる水分が蒸発しにくい。表面を香ばしく焼きながら、パサパサした仕上がりにならない。運営会社の担当者は、「柔らかくしっとり仕上げたい肉料理や魚料理に向きます」。

 健康に気をつかう人たちにも人気だ。ヒーター式に比べ食材に含まれる脂が溶けやすい。また塩分も、食材に付着した水分に移る性質を利用して落とすことができる。

 GfKジャパンによると、国内で売れたオーブンレンジのうち、スチームオーブンレンジの比率は、2012年の38%から17年には49%まで拡大した。

 大阪市中央区のビックカメラなんば店で買えるスチームオーブンレンジは、約20機種。値段も5万円以下のものから10万円を超えるものまで幅広い。売れ筋は3万~5万円台と、比較的安い商品だ。

 高額商品は、より高い温度で調理ができるものが多い。上位機種は最高300度、中位機種なら250度ほどまで、といった具合だ。高温ほど調理時間は短く、食材のうまみも閉じ込めやすい。

 また高額商品には温度を測るセンサーがたくさんついているため、温度管理の精度が高い。「使い方によってお勧めは違うので、売り場で相談してほしい」(なんば店の担当者)(岩沢志気)

分量、1~2人分にも対応

 日立アプライアンスの「ヘルシーシェフ MRO―TS7」は、容量22リットルと少人数世帯向けで、価格も手ごろだ。自動調理機能は、通常4人分ぐらいの分量が目安のことが多いが、1~2人分でも対応する。庫内の側面には汚れを落としやすい塗装をしているため、手入れがしやすい。4万円前後。

カツオのたたきもお任せ

 シャープの「ヘルシオ AX―XW400」は、過熱水蒸気を直接当てることで、食材の表面に短時間で焦げ目を付けられる。家庭では難しかったカツオのたたきも、簡単に調理できる。インターネット上の人工知能につなげて、音声対話でメニューを相談できる。18万円。

ふきこぼれ防ぐ温度管理

 パナソニックの「3つ星ビストロ NE―BS1400」は、同社の従来品より温度管理の精度が上がった。煮物やパスタを調理する際に起きがちだった吹きこぼれを、温度上昇を正確に把握することで防ぐ。調理後の庫内を急速で冷まし、連続使用しやすくする機能もある。17万円前後。

350度高温加熱で時間短縮

 東芝ホームテクノの「石窯ドーム ER―RD7000」は、350度で高温調理ができ、調理時間が短縮できる。深さ5cmの深皿も付いており、スペイン料理のパエリアや汁気の多い煮物などの料理にも便利。470と、豊富な自動メニューも特徴だ。10万8千円前後。

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 メーカーの市場想定価格(税抜き)やメーカー調べの参考価格(同)。ビックカメラなんば店担当者のおすすめから選びました

売れ筋ランキング

①ヘルシオ AX―XW400(シャープ)12万8000円

②石窯ドーム ER―RD3000(東芝ホームテクノ)5万1640円

③3つ星ビストロ NE―BS1400(パナソニック)10万2340円

④RE―V80A(シャープ)3万1750円

⑤ヘルシーシェフ MRO―TS8(日立アプライアンス)3万8790円

※ビックカメラの1月の販売ランキング。価格は税抜きで、2月9日時点のビックカメラの販売サイトのもの。(きりとりトレンド)

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