[PR]

 フィギュアスケート男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)が、今季初めて羽生結弦(ANA)と対決の時を迎えた。男子シングル・ショートプログラム(SP)では大きなミスなくまとめ、104・17点だった。

 宇野にとって、羽生は憧れであり、負けたくない相手だ。「追いかける立場だからこそ、数多く戦いたいと思っている。羽生選手と一緒に出られる試合というのが多く、去年も楽しかったし、勝手に一人で楽しんでいたので」。だが、今季はけがで羽生が昨年10月のロシア杯を最後に大会を欠場。20歳の宇野が注目を一身に集めてきた。

 その羽生が、ようやくリンクに戻ってきた。「様々なところで今年は注目を浴びることが多かったけど、視線を感じないのですごく楽だな、と。久々に陰に隠れて試合を迎えるなって感じ」と宇野。五輪という大舞台でも、余計な力が抜けた。9日にあった団体男子のSPでは103・25点を出し首位に立った。

 この日、羽生やネーサン・チェン(米)らメダル候補がそろう最終グループに入り、滑走順は最後から3番目。「こんなにやる気が出ているのは久々」とライバルとの戦いに闘志を燃やす。羽生との試合にも、「多分楽しめるかな」と堂々と言ってのけた。待ちに待った直接対決だ。