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 商品のパッケージや街中のポスター、自動販売機、航空券など、さまざまなところで目にする「QRコード」。もともとはトヨタ自動車の生産管理用に、自動車部品大手のデンソーが開発したものだ。

 「技術者冥利(みょうり)に尽きますね」。QRコードが広く普及したことについて、「生みの親」であり、現在は分社化したデンソーウェーブ(愛知県阿久比〈あぐい〉町)の原昌宏さん(60)は、そう語る。

 開発のきっかけは、従来のバーコードに限界を感じたことだった。

 1990年代初頭のバブル崩壊で、もの作りは大量生産から多品種少量生産へと変化。個々の製品を管理するための情報量は逆に増え、製造現場では一つの製品に10個ものバーコードを並べて、読み込むような状況になった。

■油で汚れ、読み間違…

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