【動画】豊漁と海の安全を願って、波が打ち寄せる岩場でワカメを刈る神職=金子淳、奥村智司撮影
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 旧暦の元日にあたる16日未明、関門海峡のワカメを神前に供え、豊漁と航海安全を祈る和布刈(めかり)神事が北九州市門司区の和布刈神社であった。

 干潮の近づく午前2時半過ぎ、狩衣(かりぎぬ)姿の神職3人が社殿前の石段を下りていった。波の打ち寄せる岩場をたいまつで照らし、海水に足をひたしながら鎌でワカメを刈り取った。

 奈良時代から続く神事。厳かで幻想的な光景は、同市出身の作家、松本清張の小説「時間の習俗」で「この瞬間、時間も、空間も、古代に帰ったように思われた」と描かれた。(奥村智司)