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 ジャンプのトレース(軌跡)チェック。16日の平昌五輪フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)に出場する羽生結弦(ANA)は幼い頃からこれを行い、その技術を磨いてきた。

 16日午前の練習もそうだった。4回転サルコーの着氷が乱れると、すぐに跳んだ地点に戻る。腰に手を当て、踏み切ったときにエッジ(靴の刃)で氷に刻まれた軌跡を見つめた。練習中5度、SPのカギを握るその軌跡をチェックした。

 つま先をつくトーループ、フリップ、ルッツは「トー系」と呼ばれる。片足で滑りながら逆足のつま先をついて両足で踏み切る。一方で、羽生が得点を稼ぐジャンプ三つは、いずれもつま先を使わずに片足だけで跳ぶ「エッジ系」ジャンプ。トリプルアクセル(3回転半)、4回転サルコー、4回転ループだ。世界で初めて羽生が成功した4回転ループは、痛めた右足だけで踏み切る。

 日本スケート連盟名誉審判の杉田秀男さんは「エッジ系は氷の状態で踏み切り方が変わる」と話す。スピード、エッジを倒す角度、描く弧の半径、跳び上がる瞬間の方向、それらを自分の感覚通りにできなければ失敗する。同じリンクでも、場所や時間で違うので、調整力が必要だ。

 だから羽生は「スピードとの関…

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