高ぶる宇野昌磨、羽生見て奮起 逆転V圏3位に
渡辺芳枝
(16日、平昌五輪フィギュアスケート・男子SP)
いつもは淡々としている宇野昌磨(トヨタ自動車)が、珍しく興奮していた。メダル候補がそろう最終グループ。直前には約4カ月ぶりにけがから復帰した羽生結弦(ANA)の完璧な演技を目の当たりにした。「今シーズンの中では、一番高ぶりがあったかな」。負けず嫌いの20歳が、燃えないわけがなかった。
冒頭の4回転フリップ。9日にあった団体の男子ショートプログラム(SP)で手をついたジャンプをきれいに決めると、リズムに乗った。4回転―3回転の連続トーループジャンプを成功させ、トリプルアクセル(3回転半)ジャンプも何とかこらえた。「自分の満足いく演技が最後までできた」。自然とガッツポーズが飛び出した。
今季、五輪に対して特別な感…
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