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 18日午前11時55分ごろ、大阪市都島区東野田町2丁目の交差点付近で、大阪府警の男性巡査長(38)が、職務質問中に男がナイフを持って暴れ出したとして発砲し、右足を貫通した。府警は同日、男は住居・職業不詳の井手尾浄太容疑者(25)で、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕したと発表した。井手尾容疑者は病院に搬送され、2週間のけが。

 都島署によると、パトカーで巡回していた同署地域課の2人が井手尾容疑者ら男2人にそれぞれ職務質問した際、井手尾容疑者がバタフライナイフを出し、巡査長に「殴るぞ、殺すぞ」などと言って向かってきたという。巡査長が後ずさりしながら複数回警告し、それでも向かってきたため、2、3メートルの距離から1発を発砲したとしている。

 井手尾容疑者はナイフを出したことは認めた上で、「職務質問は任意。急いでいたので嫌だった」と話し、容疑を一部否認しているという。

 同署の中谷説男署長は「詳細については調査中だが、現時点では適正な拳銃使用であると考えている」とのコメントを出した。

 現場は京阪京橋駅の北東約150メートルの繁華街で、周辺は一時騒然とした。

 近くのビル管理人の男性は、井手尾容疑者とみられる男が何かを持って叫びながら京橋駅方面に歩き、警察官2人が「危ないからどいて」と大声を出しながら囲んでいたのを目撃した。警察官が拳銃を構えて「止まれ、止まれ」と叫び、男は「撃つんなら撃て」などと言っていたという。男性は「10分ほどにらみ合った後に警察官が発砲し、男を取り押さえた」と話した。