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 イラン国営テレビによると、18日午前、同国中部イスファハン州セミロムの山岳地帯で、アセマン航空の国内線航空機が墜落した。航空当局者は地元メディアに、乗客60人、乗員6人の生存は絶望的との見方を示した。在イラン日本大使館によると、乗客に日本人は含まれていないという。

 国営テレビによると、墜落したのは首都テヘランのメヘラバード空港から南部ヤスジに向かっていた双発プロペラ機のATR72型機。同日午前8時に離陸したが、約50分後に機影がレーダーから消え、地元住民が墜落した機体を発見したという。

 イラン学生通信は、航空当局者の話として、同機は20年以上の使用歴があり、先月25日、テヘランからヤスジへの飛行中にエンジンに不具合が生じ、テヘランに引き返して修理を行っていたと報じた。イランは米国の制裁で航空機の更新や修理が出来ず、老朽化した機体で運航を続けている。

 墜落現場は目的地ヤスジから約60キロの山岳地帯で、事故当時、現場付近は濃霧で視界が悪かったという。イラン航空当局などが原因を調べている。(テヘラン=杉崎慎弥