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 古いひな人形や手作りひな人形を飾るイベント「伊賀上野城下町のおひなさん」が、伊賀市中心部の町中各地で始まった。友人同士や親子連れらが訪れ、愛らしいひな人形を見て回っていた。

 国史跡・旧崇広堂(上野丸之内)では、伝統産業の伊賀焼と伊賀くみひもがコラボレーション。伊賀焼作家らが制作したひな人形やひな祭りをイメージした器を展示販売し、平たい組みひもを球形や円筒形に編んだ人形が合わせて展示され、大勢の愛好家らが観賞していた。

 武家屋敷入交家住宅(上野相生町)では「手づくりアートのひな人形展」を開催。市民がステンドグラスやパンダ豆などで作った個性的な人形やタペストリー、洋菓子風ひな壇が並べられ、子どもたちが「可愛い」と歓声を上げていた。

 また、旧沖森邸(上野中町)には、約350年前のひな人形や江戸末期の「御殿びな」から、現代のバブル期に作られた豪華な七段飾りまでを展示。ちりめんで作った彩り鮮やかな「つるしびな」などが飾られている。催しの実行委員会の平木達郎委員長(75)は「戦争や災害を受けずに残った伊賀の財産・文化を長く受け継いでいきたい」と話している。各地の展示は3月3日まで。