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 旧清水町(有田川町)に江戸時代から伝わる手すき和紙「保田紙」。原料となるコウゾの収穫や天日干しなど紙をすく前の下準備が、寒空の下、着々と進んでいる。

 保田紙の生産や紙すき体験をしている「体験交流工房わらし」(同町清水)の事務長、白藤勝俊さん(62)らによると、江戸時代初期に、紀州藩の初代藩主徳川頼宣が、この地域の大庄屋に命じてつくらせた和紙が保田紙の始まりとされる。繊維が太いコウゾを使った丈夫な紙質が特徴で、傘やうちわに使われた。大正から昭和初期の最盛期には、約400軒の紙すき屋が軒を連ねたという。

 しかし、戦後、布やナイロンなどの生地を使う洋傘が普及し始めたのに加え、1953年の有田川の氾濫(はんらん)による大水害で紙すきの作業場や道具が流され、保田紙は一気に衰退してしまった。高齢化とともに次第に職人が少なくなり、近年はシカにコウゾが食べられて原料の生産量も減り、同工房でのみ保田紙が受け継がれている。

 毎年、紙をすくための下準備を…

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